注文住宅


ペットも喜ぶ注文住宅

ペットと暮らすことを考慮した注文住宅の場合、重要になってくるのは床材です。
床材が原因で滑って怪我をしたり、床に下りた衝撃で骨格に不調をきたすこともあります。
そそうなどの痕跡や臭いの対策は必要ですし、換毛期のことを考えると掃除のしやすさも大切になってきます。

一般的な合板フローリングは比較的掃除が行いやすいですが、引っかいたり掘ったりといった行為で表面材がはがれてしまうこともあります。また、アンモニアによってそそうの跡が黒く残ったり、臭いが残りやすく接合部から水分が染み込み傷んでしまうこともあります。滑りやすく、クッション性も乏しいことが多く、足腰に負担をかけてしまいます。

昔ながらの畳は滑りにくくクッション性もありますが、いぐさに爪が引っかかってささくれ立ったり、毛がからみやすいです。そそうにも弱く、拭き取る前にしみ込んでしまっては綺麗に掃除することは難しいです。
そうした一般的な床材ではなく、近年ペット向けに出回っている床材がいいでしょう。

一般的なフローリングタイプのものに傷やそそうに強い加工を施したものや、クッション性のコルク材に同様の加工を施したもの、アンモニアに強いクッションフロアなど、さまざまなものがあります。
一緒に暮らすペットにとって快適な床材は、人間にとっても快適な床材となります。

天然素材で健康によい住宅づくり

住み心地の良さを追求していくと、自然素材による健康住宅のメリットは見逃せません。自然素材による健康住宅を実現するのなら、木材の産地にもこだわりを持っている工務店の注文住宅が良いでしょう。国産天然無垢材だけに原料を厳選している木造建築一戸建て住宅は、毎日室内で深呼吸して暮らせる住まいになります。住宅の構造体である柱と梁が国産天然無垢材で施工されていれば、害虫被害による腐食トラブルの不安が極めて少ない住まいになります。

集成材による壁材を活用したラーメン構造で建築してしまうと壁材リフォームが容易ではなくなってしまいますが、軸組構造で建築しておけば壁材リフォームは容易です。集成材による壁材を活用したラーメン構造で建築すると強固な住宅画実現しますが、集成材は天然無垢材ではありません。木材原料を使用していますが、粉末状にした木材原料等を接着剤で固めた建築資材なのです。

天然無垢材だけの建築では、木材の柔軟性性質から、ラーメン構造は建築できないといって良いでしょう。ですから柱と梁との間に筋交いを施工する建築で強固さを確保するわけです。筋交いに天然無垢材を利用すること葉可能です。なんらかの環境変化などによる腐敗や損壊トラブルが発生してしまっても、軸組構造の注文住宅ならば、部分的な交換が容易なので、リフォームしやすく、接着剤等の健康被害を懸念しなくても良いメリットがあります。

暖房がなくても暖かい高気密高断熱住宅なら、冬の乾燥の悩みも解決

これから長く住む家を建てる時に、家の性能については特にしっかりと考えなければなりません。1年を通して快適に過ごせる家なら、毎日が楽しくなりますよね。

夏の暑さが和らぎ、家の中にいても寒さを感じるようになってきたこの頃、乾燥に悩まされるようになっている方もいるのではないでしょうか?これから暖房を使うようになると、乾燥の悩みはもっと大きくなります。家を建てる時には、冬の乾燥をなるべく防げるように工夫したいものです。

暖房の使用で乾燥しやすくなるのはなぜ?

まずは、冬に暖房を使うとなぜ乾燥するのかについて説明します。

暖房をつける手

空気中に含むことができる水蒸気量を「飽和水蒸気量」と言います。飽和水蒸気量は温度によって変わり、温度が高いほど多くなります。冬の空気は冷たいため、本来はそれほど多くの水蒸気を含むことができません。しかし、暖房を使って温度を上げると、飽和水蒸気量が増加します。空気中により多くの水蒸気を含めるようになりますが、実際に含まれている水蒸気の量は、暖房を使用する前と同じです。そのため、増加した飽和水蒸気量の分だけ肌などから水分を奪われ、乾燥するように感じると言われています。

冬の乾燥の悩みは、部屋の中を暖めようとする限り避けることができません。逆に言えば、暖房の使用を減らして温度の変化をなくせば、家の中で乾燥を感じにくくなるということです。

暖房の使用を減らすと言っても、寒さをこらえて生活する必要はありません。「高気密高断熱住宅」ならば、暖房を使用しなくても暖かく過ごすことができます。

暖房の使用を減らせる「高気密高断熱住宅」とは?

高気密高断熱住宅とは、文字通り気密性と断熱性が高い家のことです。気密性が高い家は、家全体に隙間が少なく、温まった空気が外に逃げにくくなっています。断熱性が高い家は、外の寒さが家の中に伝わりにくいため、寒い日でも家の中が冷えません。暖房を使用せずとも、もしくは使用を抑えても暖かいため、光熱費を削減できるというメリットがある家です。もちろん、乾燥も感じにくくなります。家を建てる時は、冬の乾燥の悩みを考えて、高気密高断熱住宅を建てることをおすすめします。

高気密高断熱住宅は換気が重要

高気密高断熱住宅で暮らす時は、換気を徹底することが重要です。通常の構造の家に比べて空気の循環が少ないため、しっかりと換気をしなければカビやダニが発生する原因になります。

換気システムは大きく3つあり、換気扇で給気と排気をする「第1種換気」、給気のみをする「第2種換気」、排気のみをする「第3種換気」です。第2種換気は排気のみ、第3種換気は給気のみ自然に実施されます。

それぞれの特徴やメリットには違いがありますが、おすすめは熱交換システムを採用できる第1種換気です。外の空気を暖めてから室内に取り入れるため、換気をしていても部屋が冷えません。例えば、大阪で高気密高断熱住宅を建てている工務店がおすすめしています。さらに、同工務店では温度と湿度の両方を交換する「全熱交換」も推奨しています。夏には除湿効果が、冬には過乾燥抑制効果が期待できるそうです。ぜひ参考にしてください。

狭小住宅の注意点

都心に家を建てる場合、狭小住宅になることは大抵避けられないものですが、狭小な土地に注文住宅で家を建てるときに抑えておきたいポイントをいくつか挙げてみましょう。 まず狭小住宅イコールローコストとは言えないことを知っておいた方がいいでしょう。狭い家は設備に掛かるコストの割合は家が狭い分高くなるので坪単価はどうしても上がってしまうことは避けられません。

 

ただ、狭いからこそ建材などは少なく済みその分上質なものを使うなど家のグレードを上げることに予算を割くことも出来ます。 そして周りを他の家に囲まれることが多くなりますので、採光に気を配った家にすることが求められます。明り取りの天窓など狭さゆえのアイデアが必要になるのです。

 

 

また階段を廊下に配置すると、どうしてもリビングなどが狭くなるので居室にいかに階段や洗面などをうまく組み合わせるかが建築士の腕の見せ所となります。階段や洗面などを魅せるデザインにしておくと狭さをカバーできる上、見た目も大変おしゃれになり一石二鳥となります。 このように狭小住宅ゆえの制限を家の資材や、デザイン・間取りなどに生かしてしまい、狭さを感じさせない空間に仕上げてしまえば、隅々まで気を配った住みやすさとデザイン性を兼ね備えた素晴らしい家が出来上がることでしょう。