資産用不動産売却のポイント


雇用の流動化、将来の年金不安に加えて、長引く低金利の下で、預貯金から投資への転換が注目されています。
中でも、毎月安定収入が見込まれる不動産投資ですが、一度買ったらずっと同じ物件を持ち続けられるかというと、老朽化で、マンションなら大規模修繕などの追加負担、修繕積立金の値上がりなどもあり、資産の入れ替え(売却して、別の物件を購入)するのも選択肢です。

新築の価格で購入すると、家賃は新築時より下がる、維持費は上がっていくので、投資の効率は下がってきてしまいます。一方で、中古で購入すれば、初期投資が低く抑えられるので、同じ家賃収入と維持費でも中古で買った人にとっては割に合うということもあります。
もちろん、新築で買ったら損かというと、それまでに家賃収入で初期投資の回収は進んでいて、そのまま持ち続ければローリスクの安定収入が見込めますが、売却して次の物件に買い替えれば、新たな投資をするリスクはありますが高い投資効率を見込めます。

ところで資産用不動産の価格は、立地や広さだけでなく、投資利回り(家賃収入を投資額で割った利回り。1千万円で買って、年間50万円の家賃収入乳なら5%)が重要です。
資産用不動産の価値を下げない注意点は、家賃の月額を下げないことが大切、例えば今の入居者が更新にあたって、賃料の減額を希望した場合には、賃料は据え置きで、更新料を下げれば、投資利回りを下げずに維持することができます。