失敗しないために、リフォーム前には先の生活をよく考えましょう。新築したり建売を買ったりして何年かが経つと使い勝手が悪い場所が出てきたりするものです。
また子供が大きくなり学校へ出かけるまでの身支度の場所やトイレの数なども不足してきます。
子供が成長期の間はどうしても子供中心にリフォ-ムを考えるようになります。たとえば同じ時間帯に3,4人の人が学校や仕事に
出かけるとするとトイレは1か所では足りず、2階にも追加で付けたいという希望が出てきます。まず、家族それぞれの希望と要望を
まとめ、それを工務店など専門家にチェックしてもらうというのがお勧めです。トイレの場所などは下階への音の伝わり方があり素人では分からないからです。
トイレ、風呂場、洗面所など水回りは2メートル以上既存の場所から離すと費用がかさみます。出来るだけ2メートル以内に収まるようリフォームプランを考えたほうがいいようです。
対面キッチンへの変更は人気がありますが、壁付けオープンキッチンと対面キッチンでは必要な面積が違い、改築の結果
以前より狭くて使いにくくなったということも起こりがちです。調理スペースと通路幅をきちんととる必要があります。
その他、方角、動線、環境、内装などにも注意をする必要があります。東向きの寝室は冬は朝日があたりいいのですが、夏は
早朝から暑くなりがちです。あまりに広すぎるトイレは座った時に子供の手がトイレットペーパーホールダーに届かないようなことも起こります。
最近の物件で人気なのが、中古物件+リフォームという流れです。安く買って、自分の好みにリノベーション、いわゆるリノベーション物件を自分でプロデュースするというやり方です。効率よく、しかも失敗なく行うには、物件の手配からリフォームのお世話まで一貫してできるような不動産屋さんで頼むことです。
最近、このリノベーションを自分で行うのはかなり人気なので、そういう不動産屋さんは簡単に見つかるかと思います。
お風呂のリフォーム
お風呂に浴室乾燥機を設置すると、カビ防止と、洗濯物の乾燥にも効果があります。シャワーを浴びた後に、浴室乾燥機を稼動させておくと、水滴が乾燥させられます。洗濯物を夜に干しておくだけで、朝には乾燥しています。お風呂のリフォームを検討しているのならば、まずは浴室乾燥機の設置も検討してみると良いでしょう。浴室乾燥機を設置するためには、天井の強度の問題もありますので、天井強度診断を受けられることになりますので、過去に気になっていたことがある浴室天井の劣化具合を知ることもできるのです。
リフォームというのは、基本的には老朽化している箇所を修繕したり、まったく新しく取り替えてしまったりということが多いのですが、全く老朽化していない状態で診断してもらっても良いのです。むしろ、湿気が多い場所ですから、目では確認しづらい劣化が進行していることが多かったりするのです。浴室乾燥機を設置するための天井強度診断に始まり、実際に浴室乾燥機を設置し終わってから活用に至るまで、どうしてもっと早くに設置しなかったのだろうかと感じることも少なくありません。なぜならば、浴室乾燥機は、乾燥機機能というだけではなく、環境整備と住宅保護機能も備わっているからです。環境整備はカビ防止という衛生であり、住宅保護機能は乾燥による水周りの木材腐敗防止です。
リフォーム会社の選び方
リフォームを手がける会社や業者は、新築住宅以上に存在します。小規模リフォームなら費用もそれほどかかりませんが、大規模リフォームになると新築購入に匹敵するほどの費用がかかります。そのため、リフォーム会社の選び方にも注意が必要です。
1つ目は依頼者との話し合いを十分に行なってくれるかです。不十分な状態でリフォーム作業を始めると必ず依頼者と会社とで衝突がおこります。こうなると作業は止まりますし、場合によると無駄な出費も生じます。そのため、十分な話し合いを行い、疑問や不安を全て解消し、自分の希望を叶えてくれるかどうかを確認しましょう。
2つ目は依頼に対してのデメリットを教えてくれたり、追加の提案をしてくれるかです。自分の依頼に対して、長い目で見ると追加の工事が必要であったり、併せて別の部分も改修すると良いなど、プロの意見を教えてくるかは重要です。
最後はリフォーム内容に釣り合った価格を提供してくれるかどうかです。適当な価格かどうかを判断するのは難しいですが、複数のリフォーム会社で見積もりをしてもらうことで目安を作ることは可能です。その上で、こちらの予算と折り合いがつくか、または納得できるような代替案を提示してくれるような会社が、リフォーム後も付き合う際に信頼出来る会社と言えます。
リフォーム時の仮住まい選び
住まいが一気に生まれ変わるリフォーム。キレイになるのはもちろん、機能性アップにもつながります。ですが、キッチンや洗面所といった水まわりのリフォームをする際はそれが終わるまで水が使えなくなってしまいます。室内に影響のない外壁の塗り替えなどのリフォームでも、落ち着いて生活できなくなることもあるようです。そこで必要になってくるのが一時的に生活するための仮住まい。仮住まいがあれば、ほとんどふだんと変わらない生活を送れるのでストレスもかかりません。
仮住まいをするなら、まず住む場所を手配する必要があります。ウィークリーマンションやマンスリーマンション、ホテル、賃貸住宅といった選択肢があるので、リフォームの期間を基準に選ぶようにしましょう。1ヶ月ほどの仮住まいならマンスリーマンションがおすすめ。中にはこちらのマンスリーマンションのように必要な生活用品がすでに揃えられている物件もあります。1ヶ月単位で契約できる賃貸物件はあまりないので、マンスリーマンションがベストでしょう。
そして仮住まいを借りる上で考えなくてはいけないのがお金のこと。仮住まいするとなると通常のリフォーム費用に仮住まいする物件の敷金や礼金、家財道具を持ち出すための引越し費用などが上乗せされることになります。それらを考慮して計画を立てていかないと、費用不足なんてことにもなりかねません。どんな物件を借りるとどのくらいの費用がかかるのか、事前に情報をまとめておくと安心です。
場合によっては、リフォームの工期がのびてしまうことも考えられます。その場合は仮住まい生活の期間ものびることになりますが、気になるのはそのときの費用負担。その点に関しては、事前の契約内容や工期がのびた原因などによって自己負担か施工会社負担かが決まるようです。結果として自己負担になることも多いようですが、事前に施工会社に確認しておくといいでしょう。その際はトラブルを回避するためにも、文書やボイスメモに残しておくことをおすすめします。
仮住まいの期間がある程度長くなってくると、一時的な住まいというよりも帰るための場所としての役割が大きくなってきます。多少費用がかかっても今までと同じようにくつろげる生活がしたいのか、費用を抑えるために少し窮屈な生活を受け入れるのか、あらかじめ決めておくといいでしょう。
外壁塗装工事の流れ
外壁塗装工事の流れとしては、まず最初に、塗装工事を行う建物の周囲に作業用の足場を設けることから始めます。
これはマンションのような集合住宅の場合でも、一戸建て住宅の場合でも同じですが、戸建で平屋であったり、二階家であっても一階の屋根が足場となって二階の塗装作業ができるような場合には、省略されることがあります。
逆にマンションのような大きな集合住宅である場合には、この足場組みだけでもかなりの日数を要する作業となることがありますので、この足場組み作業というのは、建物の規模や形状によってかなり違いの出てくる工程となっています。
こうして作業用の足場が組まれると、いよいよ本番の外壁塗装作業に入ります。
この本作業に入っても最初に行われることは、塗装を行う前に外壁そのものの消耗状態や破損状態を点検することです。
もしも、外壁に破損があったり、ひどい場合には穴が空いていたりする場合には、その補修工事を行わなければならないからです。
そのした補修工事が必要となって、これが終了した段階か、当初から補修工事の必要がなかった場合には、いよいよ塗装工事そのものに入ることになるわけです。
このように、外壁塗装工事の流れとは、まず最初に塗装作業のための足場を建物の周囲に組み、その上で塗装作業に先立って外壁の点検と必要な場合には補修を行い、その次に本作業である外壁塗装に入る、といった段取りで行われるものとなっています。
どこの家も10年も経てば外壁塗装をしなくてはいけない頃合いです。見た目以前に、痛みの問題で、外壁は痛みを防ぐ保護膜として機能しています。その外壁塗装が経年と共にどんどん薄れていくのは家を傷みやすくする原因でもあるのです。
自分でできないのかという話は聞きます。できないことはないでしょうが、業者がいる以上は簡単なものではないということは明白です。
とはいえ、いまいち相場が分からないものですから、結構悪質に金額を引き上げる業者も多いのは事実です。どういった業者を選ぶといいか解説されているサイトなどを見て勉強してみてください。
玄関の防犯対策
2000年代になって急激にドアの鍵を破壊して空き巣に入る窃盗が多発しました。なぜ多発したかと言いますと、旧来型の鍵は工具を使えば短時間に解錠出来てしまう製品が多く、旧来型製品を使っている一戸建ての家が狙われたのです。
2010年代に入りますと前述のような犯罪はあまりニュースにならないものの、0にはなっておらずしっかりとした防犯対策が必要です。
では、どんな対応が必要なのでしょうか。
新型のドアにするのはもちろんですが、その周囲にも防犯対策を施すと効果的です。新型のドアは特殊な工具を使っても開きにくい鍵を使用しており、仮に開ける事がてきても相当数の時間がかかりますので、時間に敏感な犯人は数分以内に解錠出来なければ諦めるのです。それにプラスして、鍵を二重にしておけば更に安心できるでしょう。
ドア周囲には監視カメラを設置しておくと大変効果的で、カメラが付いていれば犯人は近寄りづらくなります。カメラ撮影中といった文言のステッカーを見やすい場所に貼っておくことも必要です。
セキュリティ会社に登録しておけば鬼に金棒となり、センサーをドアに取り付けておけば異常を感知した場合にセンサーが作動し、数分~数十分以内に係員が駆けつけます。
「セコムといえば?」と聞かれて「長嶋さん」「ミスター」という回答が一番多いのではないかと思うほど、やはりあの「セコムしてますか?」のインパクトは大きいですよね。また、ミスターを見てるとなんか元気になるという人も多いはず。あまり知られてはいませんが、実はセコムのホームページでは、子供の安全について考えるコラムや女性向けコラムの他に、やミスターへの独占インタビューを毎月掲載してる「月刊長嶋茂雄」というコンテンツもあるんですよ。管理人なんかはミスターはすでに監督だったころの世代ですから現役はリアルタイムでは見てないんですけど長嶋さんを見てると元気になります。不思議な魅力がある人ですよね。興味がある方は是非セコムのホームページに行って見てみて下さいね。
高齢者対策リフォームの補助金
高齢化が自宅で安心して生活する為には、住居のバリアフリー化が欠かせません。また最近では、高齢者だけでなく、ハンデのある障害者や乳幼児にも使いやすいユニバーサルデザイン住宅も増えてきました。しかし、古い家屋を取り壊してバリアフリーな住居を建築するには、資金もかなり必要になってまいりますし、実際問題現実的ではないでしょう。
認知機能に衰えの見られる高齢者は、今までの環境をあまり変えることなく、ちょっとした高齢者対策リフォームで暮らし続ける方が良いとされています。握力が衰えた高齢者の為に、ドアの開閉を楽に行える工夫を施したり、車いすで出入りが容易なスライドドアを設置するなどするのが第一でしょう。住みなれた我が家で、日常生活を楽に送れるためのリフォームを計画しましょう。
今では殆どの自治体が、高齢者の住居のリフォームに関して補助金制度を設けています。窓口は市役所などの公的機関が行っているので、相談してみましょう。あるいは、手なれたリフォーム業者に問い合わせてみるのも良いでしょう。ただし、リフォーム業者の中には、余計な工事を施工したがるケースもあるので注意が必要です。実際に工事を依頼する際には、老人一人に任せてはいけません。家族や信頼のおける親族立会いで、計画を進めてください。